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ジョン・カンダー&フレッド・エッブ [音楽/脚本・作詞] 40年以上に渡ってコンビを組み、ブロードウェイに数多くの名作を遺す。主な舞台作品に、『フローラ、赤の脅威』、『キャバレー』(トニー賞受賞)、『ハッピー・タイム』『その男ゾルバ』『70、ガールズ、70』『シカゴ』『ジ・アクト』『ミズ ことし最高の女性』(トニー賞受賞)、『ザ・リンク』、『蜘蛛女のキス』(トニー賞受賞)、『スティール・ピア』など。映画やTV、またアカデミー賞受賞式用に書き下ろした楽曲もある。主な作品に、「ライザ・ウィズ・ア・Z」(エミー賞受賞)、「ファニー・レディ」(アカデミー賞主題歌賞候補)、「ラッキー・レディ」、「ニューヨーク・ニューヨーク」、「ステッピング・アウト」、「シカゴ」(アカデミー賞主題歌賞候補)など。“ニューヨーク・ニューヨーク”はNY公認の市歌となった。エッブ亡き今も、『ザ・ウィジット』、『オール・アバウト・アス』、『カーテンズ』、『スコッツボロー・ボーイズ』など、二人の作品は創作が続けられている。

ボブ・フォッシー [脚本/初演版演出・振付] 史上初めてアカデミー賞(映画「キャバレー」)、トニー賞(舞台『ピピン』)、エミー賞(TV「ライザ・ウィズ・ア・Z」)の三つを同年(1973)に受賞した演出家。『パジャマ・ゲーム』(振付)を皮切りに、『レッドヘッド』、『リトル・ミー』、『スウィート・チャリティ』『CHICAGO』『ダンシン』(以上演出・振付)などで8つのトニー賞を受賞している。そのほかの振付作品に、舞台:『くたばれ!ヤンキース』『ニューガール・イン・タウン』『努力しないで出世する方法』『ビッグ・ディール』、映画:「マイ・シスター・アイリーン」など。映画監督作品に「レニー・ブルース」「オール・ザット・ジ」(アカデミー賞ノミネート)、「スター80」など。

ウォルター・ボビー [演出] 近年の演出作に、『ヴィーナス・イン・ファー』(トニー賞ノミネート)、『Terrence McNally’s Golden Age』『School for Lies』がある。リバイバル作品としてブロードウェイ史上最長ロングランを記録中の『CHICAGO』で、トニー賞、ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞を受賞。そのほかのブロードウェイ作品に、『ハイ・フィデリティ』、『スウィート・チャリティ』、『二十世紀号』、『フットルース』などがあるほか、ニューヨークの数々の著名な劇場で活躍。シティセンター「アンコール!」シリーズの前芸術監督であり、現在は舞台演出家・振付家協会の理事も務める。

アン・ラインキング [振付] 『CHICAGO』で1997年トニー賞振付賞、ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞、アステア賞、NY劇評家協会賞を受賞。共同振付を務めた1998年の『FOSSE』はトニー賞作品賞に輝き、自身も演出賞にノミネートされた。、トニー賞では、主演女優賞、助演女優賞、振付賞、演出賞の4部門でノミネート経験があり、振付賞は受賞も果たしている。女優としての主な出演作に、舞台:『ダンシン』『グッドタイム・チャーリー』、『FOSSE』(オリヴィエ賞)、『オーヴァー・ヒア!』(シアター・ワールド賞、アウター・クリスティック・サークル賞ほか)、映画:「ムービー・ムービー」「オール・ザット・ジャズ」「アニー」「ミッキー&モード」。近年の振付作品に、舞台:『ソンドハイム組曲』『スイート・カンダー』『リトモ&ルイド』『レジェンド』『三文オペラ』『ニルソン/シュミルソン』『アプローズ』、TV「バイ・バイ・バーディ」などがある。2001年ナショナル・ブロードウェイ・シアター賞、1999年ドラマリーグ賞特別賞、1999年ミュージカル・ホール・オブ・フェーム賞、1998年ダンス・ライブラリー・オブ・イスラエル賞、1998年ディスティングイッシュド・アーティスト賞、1997年スクール・オブ・アメリカン・バレエ功労賞、1995年ナショナル・アート・クラブ賞など、受賞多数。

ジョン・リー・ビーティ [舞台美術] 主な作品に、ブロードウェイ:『デリケート・バランス』、『女相続人』、『シスターズ・ローゼンズワイグ』、『モースト・ハッピー・フェラ』、『バーン・ディス』、『ペン&テラー』、『エイント・ミスビへイヴン』、『タリーズ・フォリー』、『7月5日』、『クライムス・オブ・ザ・ハート』、『ベイビー』、『アンナ・クリスティ』、オフ・ブロードウェイ:『シルヴィア』、『クリプトグラム』、『ディスティニー・オブ・ミー』、『大いなる相続』、『メッカへの道』など。マンハッタン・シアター・クラブの作品には20年以上携わっている。トニー賞、オビー賞、ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞を受賞。ブラウン大学とイエール大学演劇科を卒業。

ウィリアム・アイヴィ・ロング [衣裳デザイン] 主な舞台作品に、『プロデューサーズ』(トニー賞、ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞受賞)、『スーシカル』、『ミュージックマン』、『コンタクト』、『スウィング』、『夕食に来た男』、『エピック・プロモーションズ』、『南北戦争』、『アニーよ銃をとれ』、『ミステリー・オブ・イルマ・ヴェップ』、『キャバレー』(1998年トニー賞、ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞候補)、『シカゴ』(トニー賞、オリヴィエ賞候補)、『スティール・ピア』、『1774年』、『スモーキー・ジョーズ・カフェ』、『クレイジー・フォー・ユー』(トニー賞ほか受賞)、『ガイズ&ドールズ』(ドラマ・デスク賞受賞)、『クリスマス・キャロル』、『あなたに近い7人の他人』、『アサシンズ』(1991年オビー賞受賞)、『レンド・ミー・ア・テナー』(ドラマ・デスク賞ほか受賞)、『ナイン』(トニー賞ほか受賞)などのほか、ローリング・ストーンズ「スティール・ウィール」ツアー、『ジークフリード&ロイ』など多数。ポール・テイラー、トワイラ・サープ、ピーター・マーティンス、スーザン・ストローマンの作品も数多く手掛けている。

ケン・ビリングトン [照明デザイン] 『チャップリン』、『ヒュー・ジャックマン・オン・ブロードウェイ』、『スコッツボロー・ボーイズ』、『タイトル・オブ・ショウ』、『ホワイト・クリスマス』、『ドロウジー・シャペロン』、『フットルース』、『スウィーニー・トッド』、『ソンドハイム・オン・ソンドハイム』、『サイド・バイ・サイド・バイ・ソンドハイム』、『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』(2008年)、『シカゴ』(トニー賞受賞)、『アニー』(1997年)、『ハロー・ドーリー』(1995年)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1976-1981・1990年)など、100本以上のブロードウェイ作品で照明デザインを担当。ツアー公演にも数多く携わっているほか、『リバーダンス』、『ラジオシティ・クリスマス・スペクタキュラー』、ドラマ「SMASH」、シー・ワールドのショー、タヴァーン・オン・ザ・グリーンの照明も手掛けている。トニー賞、ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞などを受賞。

スコット・レーラー [音響デザイン] 25年以上に渡りブロードウェイで音響デザインを手掛けている。主な作品に、ブロードウェイ:『チタ・リヴェラ:ダンサーズ・ライフ』、『管理人』、『月の光の中のフランキーとジョニー』、『ジェームズ・ジョイスのザ・デッド』、『エンジェルス・イン・アメリカ』、『楽園伝説』、『ハイジ・クロニクルズ』、リンカーン・センター・シアター:『デッサ・ローズ』、『フロッグズ』、『マン・オブ・ノー・インポータンス』など。「アンコール!」シリーズで25作品を手掛けたほか、非営利の演劇団体や、美術展、企業イベント、映画、TV、アルバムレコーディングなどの分野でも活躍している。

ラルフ・バーンズ [編曲] 主なブロードウェイ作品に、『シカゴ』、『リトル・ミー』、『ファニー・ガール』、『ゴールデン・ボーイ』、『ピピン』、『スイート・チャリティ』、など多数。「キャバレー」、「オール・ザット・ジャズ」でアカデミー賞楽曲賞を受賞。「ムービー・ムービー」でダヴィッド・ディ・ドナッテロ賞を受賞。TV「バリシニコフ・オン・ブロードウェイ」ではエミー賞に輝いた。

ロブ・フィッシャー [ボーカル・アレンジメント] 『シカゴ』ブロードウェイ版と同キャスト収録盤CDで指揮と音楽監督をつとめ、世界各国のカンパニーで音楽スーパーバイザーを務める。シティ・センター「アンコール!」シリーズでは1994年の発足時から2005年まで音楽監督と指揮を務めたほか、ギャリソン・ケラーのラジオ番組、カーネギー・ホールのコンサート、NYシティ・オペラの公演、ホワイトハウスのイベント、PBS局のTV番組、数多くの交響楽団や20以上のレコーディングに携わっている。主なブロードウェイ/ツアー作品に、『三文オペラ』、『ミー&マイガール』、『ヒストリー・オブ・アメリカン・フィルム』、『デイ・イン・ハリウッド/ナイト・イン・ウクライナ』など。

デイヴィッド・トンプソン [脚色] 主な作品に、『スティール・ピア』脚本(1997年トニー賞候補)、『アンド・ザ・ワールド・ゴーズ・ラウンド』共同構成(ドラマ・デスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞受賞)、『フローラ、赤の脅威』、『70、ガールズ、70』改訂脚本など。「ソンドハイム~セレブレーション・アット・カーネギー・ホール」の共同構成、『シカゴ』のドキュメンタリー番組「ラズル・ダズル」の台本も手掛けた。

バリー&フラン・ワイズラー [製作] 1968年にナショナル・アーティスツ・マネージメント・カンパニー(NAMCO)を設立し、NYでの演劇製作をスタート。以降、ブロードウェイやウエストエンドをはじめ世界中で活躍する演劇プロデューサーとして50年近いキャリアを誇る。これまでに『オセロ』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』、『ジプシー』、『アニーよ銃をとれ』、『シカゴ』、『ラ・カージュ・オ・フォール』、『ピピン』で7つのトニー賞を受賞。『シカゴ』は、ブロードウェイ歴代2位のロングランとなり、現在も記録を更新中。これまでにビビ・ニューワース、アン・ラインキング、ジョエル・グレイ、メラニー・グリフィス、デヴィッド・ハッセルホフ、チタ・リヴェラほか数多くのスターを同作の主演に迎えたほか、世界中で25カ国以上、12言語を超える公演を大ヒットに導いている。そのほかのブロードウェイ作品に、『キャバレー』、『赤いトタン屋根の猫』、『その男ゾルバ』、『マイ・ワン&オンリー』、『マイ・フェア・レディ』、『ファルセット』、『グリース』、『スーシカル』、『ワンダフル・タウン』、『スイート・チャリティ』、『ファット・ビッグ』、『スコッツボロー・ボーイズ』など。現在、『シカゴ、『ピピン』に加え、『Once』の国際上演権を保持している。『ファインディング・ネバーランド』のエグゼクティブプロデューサーも務め、グラミー賞ノミネートのサラ・バレリスのオリジナル楽曲によるヒット作『ウエイトレス』はブルックス・アトキンソン劇場にて上演中。

シティ・センター「アンコール!」シリーズ シティ・センターは、ニューヨーク・マンハッタンにおける初のパフォーミングアーツ・センターとして1943年に設立。非営利目的の劇場として、アメリカを代表するダンス・カンパニーや教育プログラムほか、さまざまな活動の拠点となっている。『シカゴ』をはじめ、上演機会の少ないミュージカル作品をコンサート形式で上演する同劇場の「アンコール!」シリーズは1994年にスタート。さまざまな賞に輝いている。