
昨日の11月6日で(ようやく)全てのキャストが初日を迎えられました。
公演後には、全キャスト・スタッフで「初日」パーティー!!!
大盛り上がりです!
そして、初日が終われば、お別れになる人たちもいます...
ニューヨークから来てくれたゲイリー・クリスト(オリジナル・プロダクション再振付)とデヴィッド・ハイスリップ(オリジナル・プロダクション再演出)とのお別れです。
デヴィッドは3週間、ゲイリーは6週間もの間、この宝塚OGプロダクションにニューヨーク、ブロードウェイの「シカゴ」のテイストを加えてくれました。
パーティーでのゲイリーの言葉が印象的でした。
「この宝塚OGプロダクションは、2012年(Dancin' Crazy 2)で素晴らしいパフォーマンスを創り上げたキャストとスタッフ、そして今回集まってくれた皆さんの努力の結晶によって素晴らしいショーになりました。
ボブ・フォッシーも天国で、心から喜んでくれていると思います。」と
ゲイリーは、ボブ・フォッシー演出・振付の「Dancin'」のオリジナルキャストとして出演経験がある、フォッシー本人を知る大変に貴重な人。そして、アン・ラインキング(ニューヨーク・オリジナルプロダクション振付)とも密に連絡をとりあい、今回の宝塚OGプロダクションに挑んでくれました。「世界初の女性キャストのみ」...宝塚歌劇に馴染みのない彼ですが、
このプロジェクトが立ち上がった瞬間から「シカゴ」なら...そしてフォッシーの作品なら成立する!と信じてくれました。
彼のリハーサル中の口癖は
「ミスター・フォッシーならどうした?」です。今回のダンサーたちは全て女性で、女性が「男」も演じる、という通常なら成立しないシチュエーション。ですが、フォッシースタイルのフェミニンな動きを女性ダンサーのみで表現した際に起きる化学反応、つまり性別を超越した美しさこそが、「ミスター・フォッシーなら目指した」というゲイリーの回答が具現化されました。ブロードウェイに忠実に、更に今回ならではの趣向を凝らした振付は「世界初」の名に恥じない素晴らしい「シカゴ」となっています。
ゲイリーとデヴィッドはアメリカに帰りますが、彼らがカンパニーに伝えたことは生き続きます。そして彼らにまた会う日まで。
「Good-Bye, Love (さよなら、愛する人)」
だけど
「See You Later !(また今度!)」
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ゲイリーとデヴィッドの為にアーチを作って見送りするカンパニーメンバー!![/caption]
(出来る限り)毎日夕方6時に更新!!
That JAZZ!!