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【ブログ連載#4】フォッシーの映画入門編【シカゴ!フォッシー!!ジャ〜〜ズ!!!】 #ミュージカルシカゴ

稽古ピアノと稽古ドラム ただいま稽古場では、来週のランスルー(通し稽古)に向けて「粗通し中」。けど絶好調なので結果ランスルーになっています。上の写真はシカゴの稽古に欠かせない稽古ピアノと稽古ドラム(!)。この独特な稽古方法については、いずれ書きますね。(多分)   さて、今日はフォッシーの映画入門編ということで、ボブ・フォッシー監督映画作品についての記事です。   彼の監督作品は スイート・チャリティー (1968) 原題: SWEET CHARITY キャバレー (1972) 原題: CABARET レニー・ブルース (1974) 原題: LENNY オール・ザット・ジャズ (1979) 原題: ALL THAT JAZZ スター80 (1983) 原題: STAR 80 の計5作品。 *残念ながら「レニー・ブルース」は廃盤です。他の作品は、手に入れることができるはずですよ。   この5作中、純粋なミュージカルは初監督作品の「スイート・チャリティ」のみです。意外じゃないですか?下記の動画は、「スイート・チャリティ」から、いかにもフォッシーな場面!   一番有名な「キャバレー」においても、ミュージカル原作ですが、フォッシーは敢えてミュージカル場面を脚本からカットし、サリー・ボウルズ(映画はライザ・ミネリ)とクリフのラブストーリー、そしてミュージカル要素はキャバレー「キット・カット・クラブ」で繰り広げられるショーで表現しました。ちなみにMC役のジョエル・グレイは1996年のリバイバル版シカゴでのエイモス役を演じたブロードウェイの名優中の名優です。(下の動画をご覧下さい。)   この手法は更に進化をとげ、「オール・ザット・ジャズ」では、主人公が病気で床にふしている際にみる夢や幻想でミュージカルを表現しました。映画版「シカゴ」(ロブ・マーシャル監督/2002)にもこの手法は取り入れられています。   このテクニックにより、ミュージカル映画特有の「登場人物たちが突然歌いだす」ということがナチュラルになります。   タモリさんも安心して観ることができますね!   さて、フォッシーの映画作品はどれもオススメですが、天邪鬼な私は、あえて音楽要素がほとんどない「スター80」をお勧めします。   この作品は実際にあった事件「ドロシー・ストラットン殺人事件」を忠実に映画化。プレイメイト(PLAYBOY誌のモデル)が夫に殺された事件です。ちなみに夫役はジュリア・ロバーツのお兄さん、エリック・ロバーツです。   忠実すぎるほど忠実で、「ほぼ実名、実際の殺人現場で撮影、主演女優は役に近づけるために豊胸手術を受ける」などなど、ビックリするほどリアルに作られています。ストーリーもドキュメンタリータッチで進行するので、物語に引き込まれますよ。   こうして映画作品で振り返ると、とても分かりやすいのですが、フォッシーが創作の中で表現したのは『人間とその内面』でした。   フォッシースタイルの踊りや音楽、物語は、その表現の為の手段に過ぎないのです。   なので「スター80」でも劇中で使われる音楽やカット割りのリズムなどを手段に、人間と内面を描写しています。ショッキングな場面が多く、アダルトなシーンも多い映画なので苦手な方は無理しないでくださいね。   ということで、 これであなたもフォッシー映画通! どの作品も名作なので、是非観て下さいね!   次回は『フォッシーのミュージカル入門編』です。 (稽古はお休みでも、出来る限り)毎日夕方6時に更新!! That Jazz!!  

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