ブロードウェイミュージカル「シカゴ」
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新連載 シカゴ・クロニクル PROLOGUE/ドラマ誕生以前のドラマ

新連載「シカゴ・クロニクル CHICAGO年代記とアメリカン・ヒストリー」です。知っているとお友達にどや顔できる(?)、トリビアな情報満載ですよ。   PROLOGUE/ドラマ誕生以前のドラマ   『CHICAGO』年代記の始まりは、1920 年代半ば。「喧噪の20 年代(Roaring 20's)」と呼ばれる当時のアメリカでは、自動車産業が急発展し、ラジオや映画といった新しい大衆文化が花開き、人々は第一次世界大戦の暗い記憶を掻き消すかのようにジャズや酒に身を委ね、自由を謳歌していた。   20 年代のアメリカはまた、マスメディアの時代の幕開けでもある。ミュージカル『CHICAGO』の原作である同名戯曲の作家モーリーン・ダラス・ワトキンスは、こうした時代にシカゴ・トリビューン紙で職を得た若き女性ジャーナリストだった。ワトキンスが同紙に在籍していたのは、ほんの半年強。しかし彼女はこの間に、読者の耳目を集める二つのスキャンダラスなコラムを書き上げる。24 年3 月に既婚者の愛人を殺害して逮捕されたヴェルヴァ・ゲートナーのインタビュー記事と、同年4 月に不倫相手を殺害した人妻ベラ・アナンの裁判傍聴記事だ。   ワトキンスの取材に対して「女は、殺したいほど男を愛したりはしないのよ」と語った元キャバレー歌手ゲートナーは、「愛人の自殺の可能性」を訴えて推定無罪で放免。一方、夫が工面した金で雇った有能弁護士を味方につけたアナンは、ワトキンスの記事によれば「妊娠を告げたら相手が逆上して、揉み合う内に二人して銃に手を伸ばしたの」と法廷で述べ、同情を買ってやはり無罪を勝ち取ったのだという。   (「CHAPTER 1/新聞記者ワトキンスの転身」につづく)   [caption id="attachment_462" align="alignleft" width="300"] ヴェルマのモデルとなったヴェルヴァ・ゲートナー(写真左)とロキシーのモデルとなったベラ・アナン(写真右)[/caption]

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