ブロードウェイミュージカル「シカゴ」
20周年記念ジャパン・ツアー

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#07『孤独な試練』

『実録!!ブロードウェイへの道』連載7回目。前回の投稿はこちらをクリック!!   前回から引き続きブロードウェイの稽古です。   ★NY稽古2日目 6月5日(火)1:00PM〜4:00PM スクリプトリーディング(台本読み) 米倉涼子(ロキシー役) アムラ=フェイ・ライト(ヴェルマ役) デイヴィッド・ケント(ダンスキャプテン/スウィング) ロルト・スミス(PSM) レズリー・スタイフルマン(音楽監督)   この日は、稽古ピアノも入り、ちょっとだけ本格的な稽古となりました。前日からのロルト(PSM)の台詞のチェックに加え、ダンスキャプテン(カンパニーのダンスの責任を担う役割)のデイヴィッドも参加し、米倉さんとアムラとの共演のシーンを重点的にチェックします。   2010年にも共演していた米倉さんとアムラ、約2年のブランクを感じさせないほど息がピッタリで、デイヴィッドも大満足です。デイヴィッドは日本版とブロードウェイ版とのちょっとした振付の違いを説明し、稽古をつけました。   6月の頭から中盤にかけて、リハーサルはカンパニーのメンバーはほとんど参加せず、米倉さんとPSMのロルト、音楽監督のレズリー、そしてダンスキャプテンのデイヴィッドとで行われました。 [caption id="attachment_219" align="alignnone" width="98"] ダンスキャプテンのデイヴィッド・ケント
2005年来日のCHICAGOのメンバーでもありました。[/caption] ============   ★NY稽古6日目 6月9日(金)1:00PM〜4:30PM 歌稽古 米倉涼子(ロキシー役) レズリー・スタイフルマン(音楽監督) ロルト・スミス(PSM)   この日が米倉さんにとってNY稽古での前半でもっとも大変な日であり、分岐点だったかもしれません。ロキシーの楽曲を抜き出し、日本での成果を音楽監督のレズリーに確認をしてもらう、という内容(の筈)だったのですが…ロキシーの最初の曲「ファニー・ハニー」を歌ってみると、レズリーの顔色が変わってしまいました。   「なぜリョウコは、そんな歌い方をしているの?」 「それは日本では良かったかもしれないけどブロードウェイには通用しないのよ」 と厳しい意見が…   日本で準備していた発声法が、ブロードウェイでのものとは異なっていたのです。発声法はとても奥が深く、それぞれの分野(演劇、ポップス、クラシックなど)や指導する先生によっても変わってきます。今回米倉さんが準備していたのはミュージカルの発声法ですが、実際にブロードウェイでの『シカゴ』のものとは違っていたのです。音楽監督のレズリーは、ワンフレーズごとの発音、発声を見直しながら、一曲終わるのに2、3日かかってしまうほど…   とはいえ「郷に入っては郷に従え」。米倉さんは稽古のない時間帯にヴォーカルの先生のところへいって発声法の転換のために指導を受けます。その他にも体力強化の為のティラピスと米倉さん自身で稽古時間外に何ができるかを考えて活動します。 ============== こうして、英語の発音、発声法、体力作りなど課題を克服するために米倉さんはNYで孤独な戦いを繰り広げていました。 (つづく) [caption id="attachment_221" align="alignnone" width="300"] 今現在(2012/8/9)もNYで掲載されているCHICAGOのポスター(右端)
センターを飾っているのは...[/caption]  

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