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番外編『ユニオンとブロードウェイと情熱大陸』

いよいよ8/5(日)よる11時からTBS系列にて放映される「情熱大陸 女優 米倉涼子篇」 NYブロードウェイでも異例の密着取材が行われた背景について、ブロードウェイの仕組み、特に「ユニオン(組合)」について解説しようと思います。 なので今回は『実録!!ブロードウェイへの道』番外編です。   過去の連載は下記から読んで下さい。 業界震撼!?『実録!!ブロードウェイへの道』連載のお知らせ #01『キッカケは大胆で無邪気な発言』 #02『米倉涼子の恥ずかしいビデオ?』   ブロードウェイの裏側を語る上で、外せないのは「ユニオン(組合)」です。 ブロードウェイの徘優、ミュージシャン、舞台スタッフはそれぞれの組合に属していることが条件で実際に舞台に関わる仕事ができます。(例外もあります。)組合員になるには一定の経験や推薦状などが必要となります。組合は、組合員の為に賃金や労働条件の交渉をプロデューサーや劇場と行い、組合員を保護するのが第一の目的となっています。   なので2003年のブロードウェイでのミュージシャンのストライキ、2007年の舞台スタッフのストライキもそれぞれの組合とプロデュサー/劇場側との交渉が決裂したために、組合が起こしたもので、組合員は従う義務が当然ありました。ちなみに2007年の舞台スタッフの組合によるストライキは11/10から11/28まで18日間続き、ブロードウェイ史上2番目に長いストライキとして知られています。劇場/プロデューサー側の損出の合計はざっと見積もって約40億円。観光などを含むニューヨーク市への経済損出は一日あたり約20億円と言われました。   徘優組合に属しているかどうかがまず問われるオーディションなどもあり、「組合員」であることはブロードウェイの徘優にとって重要なことであり、ステイタスでもあります。ちなみに米倉さんも例外ではなく、CHICAGOブロードウェイ公演の舞台にたつには組合員になることが条件でした。なのでCHICAGOのプロデューサーからの推薦状など、気が遠くなるほどの書類や手続きを経て、徘優組合(Actors Equity Association)の一員となりました。
  そこまでブロードウェイにおいて重要な位置を占める「ユニオン(組合)」。 ユニオンにはルールがあります。あまりの項目の多さと改訂の多さに、もはや最新版の内容を一つ残らず把握しているのは誰1人としていないのではないかと思うほど…ですが、そのルールブックに添って、「情熱大陸」の取材も行われたのです。   ブロードウェイの稽古は「クローズド(閉ざされた)」空間です。なので、マネージャーを含め直接公演に関わりのない人は部外者となり、立会うことができません。私自身はかろうじて(日本サイドの)プロデューサーとして立会うことができるのですが、稽古中はただ傍観するのみです。   なのでドキュメンタリーの為に取材カメラがはいるということも異例のことで、今回の「情熱大陸」は本当にレアな映像を収録することが出来たのではないかと思います。各テレビメディアが行った稽古場取材は、プロモーションの為にリハーサル風景を再現するという、ユニオンが定めたルールに添って取材されており、実際の「なにが起きるか分からない」リハーサルとは意味合いが異なるからです。そういった意味では「情熱大陸」のカメラはまさにリハーサルの現場に潜入しました。   その他にもカメラはビックリする様なタイミングと場所に潜入しています。 それはOAを観てのお楽しみ!!   8/5(日)よる11時から MBS-TBS系列「情熱大陸」女優 米倉涼子篇 (つづく)

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